サイの角をなめたい

まいにち彫ったりなめたりしています

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

都会の木

tori.jpg


■スズメのお宿

近所に、一部で『アジアの台所』と呼ばれている一角があります。

まあ、普通の商店街なのですが
車1台がギリギリ入れるかどうかという道沿いに
多種多様な食堂、レストラン、パン屋、スーパー、総菜屋、洋服屋、居酒屋
なぜか数え切れないほどある八百屋
などなどなどが押し合いへし合いひしめき合い
佃煮を行商するおばちゃんまでいて
ギューギューです。
そして夕方になると、夕飯のおかずを求め、夕飯そのものを求め、酒を求め
人々がやってきます。

じーさんばーさんの自転車はイキナリ止まれないのでフラフラ
若人の自転車はスピード違反
おばさんたちはそこここで井戸端会議
ここで修行を積めば、サッカーのMFになれるのでは?
と思うほど、無法地帯と化します。

私はこの道を歩いていて
2回、じーさまとばーさまが運転する自転車に
後ろからぶつかられました。

そんな、ベトナムの朝市のようなこの商店街
電線が切れて垂れ下がっている電柱が点在しています。

今日、この電柱の下を通りかかった時です。

ポチッ

と、何かが目の前に落ちて来ました。

地面を見ると、親指の先ほどの小さな小さな、鳥のヒナ。
まだ毛も生えていないヒナが、地面に落ちています。

思わず上を見上げましたが、何も見えません。

たぶん、スズメのヒナだと思います。
木も無く、緑も無く、でもエサのある商店街で
母スズメは、唯一の安全地帯と思われた電信柱に
巣を作ったのでしょう。

落ちているヒナは、変に現実的でした。
もう生きてはいないでしょうが
このままにしておけばきっと誰かに踏まれてしまう。
しかし、卵から無理矢理出されたようなその形はあまりに生々しく
手に取る気になれません。

私はそのまま通り過ぎました。

そして振り返ったその瞬間、プチッ、という音。

戻って見てみると、潰れて引きずられた血の跡。

次の日に通りかかった時は、ヒナの姿も血の跡も、もう消えていました。
その電信柱がどれだったか、いつになったら忘れられるだろうと思います。



おもしろいかもーかなーなー
と思われた心優しいそこの方
押して頂くと猫田小躍りです


スポンサーサイト

« 極道たるもの|Top|あひるだがーがー »

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://rhinonotuno.blog76.fc2.com/tb.php/25-4c686f21

Top

HOME

猫田ぼーいち

Author:猫田ぼーいち
東京モノのぬるいモノです
島ぞうりに消しゴムはんこその他ざびえるざびえるざびえるざびえるしています
since2009.7.22

名前:
メール:
件名:
本文:

kutusita3-1.jpg

ヲカダと猫田の店
”フェイスヲフ”と申します。”おふ”ではございません。”をふ”とご記憶下さい。同志ヲカダとイベントでたり靴作ったり靴下作ったりしております。ヨロシクお願い致しますデス。

secom.jpg

なんか哀しいセ○ム

fuku.jpg

みんなしてコッチみとる

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。